1 富士山五合目でも出会える雲海
標高2,305mの富士山五合目(吉田口)ではバスや車で来られる場所でありながら、気候条件によってはあたり一面に雲海が現れることがあります。夏でも平均気温が15度の涼しい五合目(ちなみに夏の山頂は平均5度)で、幻想的な雲海に出会えるだけでも自分が「富士山」にいることと、富士山の雄大さを実感できるかも知れません。五合目の展望台に上れば、見渡す限りの雲海と自分が雲の上にいる感覚を味わえます。
2 さえぎるもののない360度の星空
富士山五合目はやはり昼間にお越しになる方が多いですが、夏の期間は夕方に到着し数時間高山病予防のために五合目で体を休めて高度順応させ、夜から登り始める方が多くいらっしゃいます。これから登るぞという夜にふと空を見上げると目に飛びこんでくるのが満天の星空。登山前に寝ころがって頭から足元まで広がる星々を眺めるのも素敵な富士山の思い出になるかも知れません。富士急雲上閣では高度順応に最適な休憩スペース「カプセルホテル」も用意しております。一度、五合目の星空を体験してみてはいかがでしょうか。
3 五合目から見るご来光
富士登山の醍醐味のひとつに、山頂で見る朝日、「ご来光」があります。山頂まで行くのはちょっとという方や、自転車やバイクで麓から上ってきた方におすすめの景色が五合目から見る朝日です。ゆっくりと上ってくる朝日と、陽の光に照らされて世界が明るくなっていく様子を楽しみに、ご来光の時間めがけて富士山五合目を目指すのも、ツウな楽しみ方です。運がよければ、雲海の中から太陽が現れる幻想的な景色を見ることができるかも知れません。